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12.182015
平成27年12月18日は税理士試験の合格発表日です
受験生にとってこの12月の中旬には、非常に重要な税理士試験の合格発表があります。今後の人生を左右しかねないといっても過言ではありません。野球選手に例えるならば運命のドラフト会議当日のようなものです。
自分の経験を振り返ってみると
税理士試験を受験する方は年齢も職種も様々です。大学在学中の学生さんから主婦の方、引退されて第二の人生を考えている方など。共通して言えることは、なかなか勉強に専念できる環境にいる方は少なく、仕事をしながらだったり子育てをしながらだったりと、限られた時間をうまく活用しながら勉強されている方が多かったということです。私も税理士事務所で働きながら夜は専門学校に通って勉強していました。逆を言えば、時間をうまく作って効率よく勉強しないとなかなか合格するのは厳しいと思います。
合格する秘訣
税理士試験に合格する秘訣について3つ挙げます。
- 毎日勉強する
- その日勉強したことについて他人に説明できるくらいまで理解する
- 勉強したくないと思ったら無心でテキストを開く
試験日は毎年だいたい8月の1週目あたりで、合格発表は12月の中旬です。試験から合格発表まで4か月ありますのでこの期間をいかに過ごすかが重要です。残り1科目の人は結果待ちですので別として、受験科目が残っている方は科目の選択から始まり12月の発表日までにいかに基礎固めを出来るかが1月からの勉強に大きな影響を与えます。せっかくの勉強するペースを試験後に忘れてしまうとなかなか取り戻すことが出来ません。試験が終わり一旦休むことはありだと思いますが、9月に入ったら勉強モードに戻すことが大切です。
そこまでして合格する必要があるのか
税理士試験の合格率は1科目で10%から20%の間です。つまり10人受験したら1人か2人しか合格しないことになりますので非常に厳しい試験制度であることは間違いありません。この試験に合格して資格を取得することがそこまで必要なのかと考える方もいらっしゃるかも知れません。税理士事務所に勤めて仕事をしていれば資格を持っている人も持っていない人も基本的には同じ仕事をしていますし、代表である所長先生が申告書に押印するのがほとんどのケースだと思います。よって事務所の職員であれば合格している人としていない人とあまり大差はないということです。
税理士試験に合格するだけでなく、独立して自分の責任で申告書に押印することに、この税理士という資格に意味があるものだと私は感じます。税理士事務所に所属していれば、最終的な責任は所長先生がとってくれますが、独立してしまえば責任は全て自分にあるわけです。今まで以上にお客様のことを考えるようになります。これが資格を持っている人とそうでない人との決定的な違いになります。
晴れて本日合格された受験生の皆さまおめでとうございます!合格の余韻に暫くは浸ってください。しかし、税理士試験に合格することも重要ですが、これからその資格をどう生かすかがさらに重要です。また、家族や周囲の方の協力なしには絶対に合格できなかったと思いますので感謝の言葉をお伝えしましょう!