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3月決算法人ですべきこと

先日年明けしたかと思いきや、あっという間に2か月が過ぎ、法人の決算で最も繁忙期と言われる3月決算が近づいてきました。3月決算なのだから忙しいのは5月の申告でしょ?というのは間違いです。それはあくまで申告書を作成する作業であって最も力を入れなければならないのは3月中に何をすべきかを考え、どのような着地をするのかを検討することです。4月に入ってしまっては何の対策も打てず手遅れになってしまいます。

3月中にすべきこと

3月中にやっておくべき会計や税務に関する作業には具体的には次のようなものがあります。

  • とにかく3月末時点でどのくらい利益が出るのかを試算する
  • 利益に対してどれくらいの税額が算出されるかを試算する
  • 現金の支出が伴わない節税策はないかを検討する
  • 次に現金が支出するもので費用の前倒しとなるものがないかを検討する
  • 債権債務の相殺や仮受仮払の精算

また、来期にむけて各種の届出書の提出が必要かどうかも忘れずに検討する必要があります。特に消費税関係では、「課税事業者選択届出書」や「簡易課税選択届出書」については税額に大きな影響を与えかねません。今のうちに来期の設備投資計画や利益計画をヒアリングして漏れの無いようにしましょう。

 

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