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3.92016
税理士のイメージ
一言に「税理士」といっても色々なタイプの税理士がいますが、どのようなイメージをお持ちでしょうか。今回は税理士のイメージと実際とのギャップについて考えてみたいと思います。
良いイメージ
- 何でも知っていそう
- 指導してくれる
- いざという時(ほとんどは税務調査ですが…)頼りになる
悪いイメージ
- 上から目線
- 時間にルーズ
- 電話やメールのレスポンスが悪い
まず、税理士=なんでも知っているというのは間違いです。税理士は税の専門家ですのであらゆる金融知識があるわけではありません。ある程度は、自分で勉強していますが証券会社の営業マンほど株や投資信託の知識が豊富なわけではありませんし、銀行マンほど融資に対しての知識が万全でもありません。しかし、その逆もしかりで、証券会社の方や銀行の方よりも税に関する知識は当然ながら、豊富だと思います。また、税理士だからといって税金について全てを網羅しているわけではありません。お医者さんもそうですが、専門分野というものを持っている税理士がほとんどです。風邪をひいて熱があるのに外科に行っても意味が無いように、相続を知らない税理士に遺産分割のアドバイスを求めてもあまりよい回答は望めません。ちなみに私の専門は法人税メインの企業税務ですので、お困りの方や、ご相談したいことがあればご気軽に連絡下さい。
時間については、比較的ルーズなイメージがありますが、最近はスマホの普及により改善されているのではないでしょうか。メールだけでなく、今ではLINEで連絡を取り合うことも当たり前になってきましたし、写真を手軽に撮れるので不足資料はまず写真に撮ってもらってLINEで送付。原本は後日郵送なんていう時代になりました。
税理士試験の受験者数は毎年減少しているそうです。確かに子供の数が減っているので当然かもしれませんが、我々税理士自身が魅力的な職業だと思われるような努力をすることが大切であり、業界全体のイメージを良くすることに繋がるのだと思います。