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ブルーオーシャン戦略

経営戦略の一つに「ブルーオーシャン戦略」というものがあります。簡単に言えば競争の激しい市場に参入するのではなく未開拓の市場を自ら切り開いていく戦略のことです。逆にライバルが多く競争激化の状況を「レッドオーシャン」とも呼びます。

野球の世界はまさにレッドオーシャン

例えばプロ野球の世界は、まさに選手にとってはレッドオーシャンです。毎年毎年高校野球や大学、社会人で活躍した選手が次々と入団し、激しいレギュラー争いの中でお互いの技量を高めチームの力を高めます。他の選手と同じ練習をしていては実力の差が生まれませんから試行錯誤を繰り返し、なんとかしてレギュラーの座をつかもうとする世界です。

しかし、その中でも競争の少ないポジションや自分だけの強みを探すことによってチームの立ち位置を確立することが出来ます。読売ジャイアンツの鈴木尚広選手は「走塁」に関してのスペシャリストとして自らの地位を確立しました。打つことや守ることに関しては他の選手に劣るため、長所である足の速さに磨きをかけて絶対に盗塁が必要な試合終盤の「ここ一番」という場面で代走で出場し誰もが盗塁するとわかっている場面で、盗塁を成功させます。

私の息子のチームにも次々と野球好きの子供たちが入ってきて熾烈なレギュラー争いを繰り広げています。小さい頃はこういった経験も大切だと思います。調子がいい時ばかりではありませんしエラーをする時もあります。しかし、それに腐らずにもっともっと練習する、チームの中でライバルを見つけて切磋琢磨しながらともに成長できることはとても良い事だと思います。まさにレッドオーシャンです。

ブルーオーシャンが良くてレッドオーシャンが悪いということではありません。どちらの戦略をとるかは、それぞれですし両方の戦略を使い分けることも必要です。しかし、レッドオーシャンを経験したことがないとブルーオーシャンを発見できないのかもしれません。

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